次に、固体絶縁物2の形状につき説明する。図1、図2に示すように、固体絶縁物2は、導体1と鉄心3と巻線7の全体を被覆するように形成されている。鉄心3及び巻線7についても全体を被覆したため、従来絶縁上の弱点となっていた2箇所の三重点のうち、絶縁性ガスと固体絶縁物と鉄心より成る三重点の電界については考慮しなくてよい構成となっている。また、前述のように導体1は接地タンク内の他の導体と接続を行うため、導体1の両端部が固体絶縁物2から外部に突出するように形成されている。【0024】 図3において、導体1と固体絶縁物2と絶縁性ガス4より成る三重点10Bから、鉄心3の被覆材5までの軸方向寸法をhとする。この軸方向寸法hは三重点10Bと鉄心3間の絶縁が十分確保できる長さとする。【0025】 更に、三重点10Bから鉄心3に至る、固体絶縁物2の沿面上の長さをL1とする。本実施例においては、1箇所のみ三重点10Bが発生するものの、固体絶縁物2を凸状に形成してL1の距離を長くとることで、三重点10Bから鉄心3間の絶縁沿面距離を保ちながら、軸方向寸法hを縮小することができる。