それが叶うのであれば、久しぶりにステージに立つ面々に恥じない会場でやらせてもらいたいし、そうすることで大きな規模のコンサートが難しくなっている今、後輩達の記憶に残る景色を作り上げることができる。それに、卒業ご祝儀で久しぶりに足を運んでくれたファンの方に今のメンバーを見つけて帰ってもらいたい。ニュースに取り上げてもらえるのであれば、それをきっかけにAKBの存在感を世間に感じてもらいたい。最後に、その瞬間をファンの方に直接見届けてもらえるのならば、こんなに幸せなことはありません。大変な状況でとんでもないわがままを言っている自覚はありますが、これら全てがすぐに卒業しなかった理由です。私の卒業コンサートは私だけのものではないと思ったから、その日が来るまでここにいることを選びました。