事業審や設備審を経験した人なら、ある程度の感覚はあると思います。単年⿊字化・クロスポイント・キャッシュフローなど、収益管理の指標を計算したはずです。しかし、いざ現実の財務諸表を目の前にすると、原価企画とは次元の異なる細かい費目別管理や、製品個別の原企ではあれほどしっかりと把握していたはずのコストが、会社全体で何がどうなっているのかさっぱり理解できないと思います。これは管理の細かさに加えて、事業の運営には⾊々な変数・不確定要素があり、それらを含めて、決算期毎の区切りで事業を管理する知識が必要だからです。その時にこの解説書を開いて、少しでも「今、何が起こっていて、どうすべきか」の解決の糸口にしてください。