より洗浄効果を高めるには、液体に含まれている空気を取り除く必要がありま

より洗浄効果を高めるには、液体に含まれている空気を取り除く必要があります。液体の純度と、溶存酸素量に着目して、超音波を高度に利用するシステムを、キャビテーション強化システムといいます。空気の除去をすすめていきますと、キャビテーションの分布と形状が変わってきます。衝撃力は、キャビティー発生液管理条件が同じであれば 当然、キャビティーの径に依拠します。キャビティーの1秒間に2万回以上繰り返す正と負の衝撃エネルギーは、キャビティーの発生消滅時のその液体の移動運動量であるから、その運動量は、質量ｘ速度の3乗倍です。キャビティーの直径で考えると、直径が2倍になれば、その運動エネルギーは、２の3乗倍ｘ２の3乗倍～36倍になります。そのエネルギーの一部しか使われてないとしても、キャビティーの径は、超音波洗浄の洗浄力に 極めて大きな影響力を持ちます。ブルー・スター Ｒ＆Ｄのキャビティー～微小真空核群は 球状星雲型をなし、洗浄用でも直径３～４ｍｍ、先ほどの一般のキャビティと比較すると、移動体積量だけで、25～50倍になります。バリ取り用のキャビティーの径は、さらに大きく、標準型で６～７ｍｍ、強力型では9～10㎜のキャビティを発生させることができます。