以上に述べた金属蒸発用モリブデンるつぼの少なくとも溶湯と接する箇所に炭化モリブデン層を形成する。炭化方法としては、炭素源としてカーボンを含有する粉末をるつぼ周辺に置き非酸化雰囲気で800〜2500 ℃に加熱する、カーボン容器中にるつぼを投入し非酸化雰囲気で800〜2500℃に加熱する、カーボンを含有する液体をるつぼに塗布し非酸化雰囲気で800〜2500℃に加熱する、もしくは有機ガスを使用して 非酸化雰囲気で800〜2500℃に加熱するなどのいずれを選択してもよく、少なくともるつぼの金属溶湯と接する箇所を炭化できれば、方法は問わない。