Ro64-0802の投与7日目のAUC0-12及びCmaxを含む各パラメータはいずれの投与量においても人種間における差は認められなかった(表2)。また、尿中排泄についても人種差は認められず、投与開始7日目における尿中排泄率は、オセルタミビル及びRo64-0802の合計で、75mg投与群では87.89%(日本人)、86.38%(白人)及び150mg投与群では100.45%(日本人)、87.50%(白人)であった。血漿中濃度トラフ値の推移(表3)において投与開始後3日以内に定常状態に到達しているものと考えられた。本試験の結果から、白人及び日本人においてタミフル75mg及び150mgを1日2回反復経口投与したときの薬物動態に有意差は認められなかった。