5. 評価試験手順5-1クロスカット評価試験(1) クロスカット試験は、ISO2409(JIS K5600-5-6)に従って実施する。本評価試験は、塗装前の素地の状態(脱脂等の処理)を判定するための付着性試験である。(2) 当社採用の標準塗膜は120μm以下のため、格子間隔は、2mmとする。塗膜がこれを超える特別な場合は、格子間隔3mmとなるが、当社購買板金担当グル-プ長と板金サプライヤ両者で合意した場合のみ格子間隔変更出来る。(3) 格子の切り込みには、単一刃切り込み工具(カッタ-)、一般的に市販されているカッターを使用する。刃交換管理コストを考えと単一刃を推奨するが、多重刃切り込み工具を使用する場合は、2mm間隔の6本の刃を持つ切り込み工具を使用できるが、常に切れ味の点検が必要である。格子の切り込みでカッタ-を用いる場合には、等間隔で切り込むためのガイド(等間隔で直線状に切り込む)が必要である。当社ではこれらセットになって販売されている以下のものを推奨するが、同一セット入手が困難であれば、評価試験がこの手順に沿って行えるものであればよい。(4) 当社推奨検査セット:Allgood社の以下のケース付き検査セッ