人文学・社会科学が先導する未来社会の共創に向けて(審議のまとめ)概要(平成30年12月14日 科学技術・学術審議会 学術分科会 人文学・社会科学振興の在り方に関するワーキンググループ)(抄)○我が国社会や世界が転換期を迎える中、「意味」や「価値」を探求する人文学・社会科学の学術知に対する期待が高まっている。○しかしながら、研究分野が過度に細分化している、現代社会が対峙している社会的課題に対して十分な応答ができていないとの指摘が今も少なくなく、現代においては、個々の専門的な研究がマクロな知の体系との関連付けを得ることが難しくなっている状況がある。○この克服のためには、現代の現実社会が直面する諸課題に関する研究を行う中で、人文学・社会科学の諸学が分野を超えて共有できる本質的・根源的な問いに対する探究を深化させていくアプローチが有効。