フレームのコレクタ側はR がついた形状になっているため、ボンディング時に R 側に位置ずれが生じた場合は共晶のムラが発生しやすくなります。ただし位置ずれが生じてもフレームが水平の状態であれば本不具合素子下部からのクラック には至らないため、フレームの R 形状以外の要因がクラックに寄与してると判断いたしますご返却品症状およびヒーターブロック摩耗の事実から、ヒーターブロックの摩耗によってフレームが正しく水平に矯正されなくなり、スクラブ時に傾いたフレームの R 部と素子が接触しやすくなることでチップクラックに至ったと判断いたします。