この加熱加圧成形により、プリプレグ30aと、第1銅箔10及び第2銅箔20とは異なる熱膨張係数を有するため、第1銅箔10及び第2銅箔20に反り応力がはたらくようになる。すなわち、加熱加圧成形の加熱過程においては、プリプレグ30aと、第1銅箔10及び第2銅箔20とに熱膨張係数の差があっても、プリプレグ30a中の熱硬化性樹脂組成物が溶融して塑性変形するため歪みは残りにくい。しかし、加熱加圧成形の冷却過程においては、第1銅箔10及び第2銅箔20とプリプレグ30a中の熱硬化性樹脂組成物との熱膨張係数の違いから、第1銅箔10及び第2銅箔20とプリプレグ30aとに収縮量差が発生する。そのため、加熱加圧成形が終了した時点で第1銅箔10及び第2銅箔20の方がプリプレグ30aに比べ収縮量が大きくなる。これにより、第1銅箔10及び第2銅箔20の収縮により絶縁層30を伸ばそうとするように、すなわち第1銅箔10及び第2銅箔20の面が凹となる反りが発生するように、第1銅箔10及び第2銅箔20自体に反り応力がはたらくようになる。この際、第1銅箔10と第2銅箔20との再結晶化度の差が±30%以内であるため、第1銅箔10自体の反り応力と、第2銅箔20自体の