さらに、圧縮したセパレータ体7は、後述する電解コンデンサの製造過程で、コンデンサ素子2の形状で駆動用電解液に浸漬され、駆動用電解液が、セパレータ体7に含浸される。このとき、コンデンサ素子2は、巻止めテープ8によって外周を固定されているので、素子形状が保たれた状態でセパレータの空隙が可能な範囲で膨潤している。すなわち、セパレータ体7の圧縮直後に比べて繊維密度が僅かに低下している。したがって、セパレータの圧縮による高密度化が耐電圧の向上に寄与し、セパレータの電解液による膨潤がESRの低減に寄与する。