断片的な各部材の構成についての技術的意義が、牛糞の清掃との関係において不明である。本願明細書の背景技術(段落〔0002〕)には、「動物園などの雄牛養育において発生した牛の糞は人力で清潔が行われている。ところが、従来の牛糞清潔は、大きな塊の牛糞を処分した後、地面に残留する糞をさらにフラッシュや手作業で除去する必要がある。この場合、労力コストが大きく、糞の掃除がより煩雑になる。」と記載されているので、本願における課題は、「大きな塊の牛糞を処分した後、地面に残留する糞をさらに除去すること」であると思われるが、請求項においては、どのように牛糞を処分し、地面に残留する糞を除去しているのか、不明である。また、本願明細書(段落〔0014〕)には、「簡単な構成で、大塊の牛糞を採取するとともに地面に残留する牛糞を拭去することができる。これにより、人力による地面の再清潔を必要としなく、糞清潔の効率を向上する。また、拭去分の糞も收集した後にリサイクルに利用できる」という効果が奏する旨と述べている。 しかしながら、どのように、大塊の牛糞を「採取」するとともに地面に残留する牛糞を「拭去」しているのか不明であり、やはり課題を解決できるように記載されているとは言えない。 よって、この出願の発明の詳細な説明は、請求項1-4に係る発明について、経済産業省令で定めるところにより記載されたものでない。