流器のモールド方法としては、まず固体絶縁物2と同様の部材からなる架台を作成する。ここでは、固体絶縁物2として熱硬化性樹脂のエポキシ樹脂を使用する。架台には、例えば円筒状の部材を用いることができる。この円筒状部材に鉄心3及び巻線7を固定し位置決めを行う。次に、後述する本実施例の固体絶縁物2のモールド形状を成した注形用の型の中に、位置決めした鉄心3及び巻線7を配置する。その後、固体絶縁物2を型に流し込み、加熱処理を行うことで、注入した固体絶縁物2と、固体絶縁物2から成る円筒部材が一体化される。こうすることで、導体1と鉄心3と巻線7の全体を固体絶縁物2によって被覆し、一体にモールドすることができる。