【故障確認作業の注意点】・必ず満充電されたバッテリを使用すること。・ハウジングを開けた時点で、各所の点検をすること。 (機械的なロック状態、モータ部の鉄粉付着(清掃する)、コネクタの接続不良、リード線の断線及びピンチング、ステータの組付け、ターミナルユニットとバッテリの接触不良など)・各設定(正逆、トリガ変速など)の動作は10回ずつ確認すること。・次ページトラブルシュートにおいて 各部品故障診断で各修理工具を使用すること。【テスタチェック方法】 以下手順でコントローラの点検を行うこと。この点検では、コントローラ内のFET(Field Effect Transistor)が短絡故障を起していないかを調査する。(1) 修理工具「PM11」のポケットデジタルテスタを用意し、ダイオードモードにセットする。(図1-1)(2) 黒のテスタ棒をターミナルユニットの+端子、赤のテスタ棒をターミナルユニットの-端子に触れさせる。(図1-2)1R402-Bを使って、ターミナルユニットの端子を挟むと良い(図1-3) (極性を逆に接続すると、正しい検査ができないので注意すること。)(3)テスタ 値が安定するまで待ち、正常であれば「1.1 V±0.1V」の値が表示される。(図1-1) 0V,0.4V,0.8V付近の値が表示される場合は、コントローラが故障しているのでコントローラを交換すること。