(2) バッチ窯で焼付け乾燥させるク-ラントタンクも大型機用では大物箱型形状部品に該当するものがあるが、部品高さが低く、かつ乾燥時吊り上げて乾燥させるため、(1)に該当する部品に比べ焼付け温度ムラによる不具合発生リスクが低く、全数検査は原則免除する。ただしPPRなどで塗装剥がれの不具合が発生し、その要因として塗装前処理や温度ムラの可能性がある場合、全数評価試験について実施箇所を図面で指示したうえで、一定期間課す。全数製品板金での評価試験を実施する場合、試験結果の流動管理を行い、品質問題が改善し、塗装品質が安定したと品質本部長が判断した後、板金購買担当から全数検査の指示解除が行われる。品質安定と判断するにはそれまでの評価試験デ-タが必要であるため、評価試験データが提出出来るよう保管、管理すること。